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Fergus

ファーガス

ヴェルヌの禁忌実験のひとつ「人格分離」により
エイデンの体を奪って現れた怪物で、
ヴェルヌの現・研究助手。

エイデンの医学知識を悪用し、
好き勝手に残虐な実験を繰り返す。
いつも機嫌が悪く、普通に関わりたくない。

●出身 

 Aurora研究室


●身長 

 186cm


●誕生日

 ヴェルヌによるカルテ参照


●一人称

 私(気を抜くと「オレ」)


●二人称

 あんた


●​学歴 

 無し(医学部卒の頭脳を持つ)


●性格 

 いつもキレ気味。ずっと機嫌が悪い。


​●武器 

 ​医療用メス、フラスコ、研究室に落ちていた斧


●悩み 

 服用している薬の副作用が苦しいこと


●おすすめのストレス発散方法

 人体実験・被験体の拷問


●好きな曲

 ヴァイオリン協奏曲ホ短調(メンデルスゾーン)

​​​

【天変地異】

射程範囲は限られているが、一時的に自然の力(キリスト教における四元素)を自分のものにできる。多くの能力の上位互換。
ex.) 火を起こす、水を操る、地割れを起こす、風を起こす
※ここでの「火」はバスターの炎と異なり、有機物を灰にする一般的な火。

ヴェルヌの現・研究助手。ヴェルヌが開発した人格分離の薬をエイデンが服用し、抑え込んでいた破壊衝動・嗜虐心・好奇心が彼の体を奪って現れた人格で、抑え込んでいたそれらが多ければ多いほど獰猛で強力になる。身体的にも変化がみられ、エイデンとは全く別の人物のように見える(が、口元は両者ともそっくり)。人格分離の薬は禁忌研究の中でつくられたものであるゆえ、ファーガスの存在そのものが禁忌であり、実態は人の形をした怪物。エイデンの医学知識をそのまま利用でき、彼が倫理的にまずいからと踏みとどまった実験を好き勝手行えるため、ヴェルヌの禁忌研究に全面的に協力しつつ、気の向くままに残虐な行為を繰り返して日頃のストレスを発散している。ファーガスを呼び出す/エイデンに体を返すためにはヴェルヌの薬が必要で、変身を繰り返すたびに服用量も副作用も増していく。エイデンに体を譲ってもファーガスとしての記憶は引き継がれないが、ファーガスとして得た快感は身体がしばらく覚えているらしい。ちなみに変身した瞬間にエイデンの眼鏡が邪魔なのでどこかに捨ててしまう癖があるが、戻ってきたエイデンがその「どこか」を全く覚えていないので、困っているようだ。

実のところ、エイデンの「ファーガスとして生きたい」という思いを認識しているこの怪物は、じわじわと体の支配権を握り始めているようだ……

"Damn it."

あー腹立つ

"Dossier Médical DM-Φ13-AF"

(ヴェルヌによるカルテより要約)

・ 某年某月某日、人格分離実験の6番目の被験体エイデン・マクラウド(以下A.M.)のもう一つの人格を引き出すことに成功した。引き出した闇の人格があまりにも獰猛であるためだろうか、顕著な身体的変化がみられる。

・"彼"は自分自身の名前を"Fergus"と名乗った。

・人格分離実験において注目すべきは第二人格の能力の有無とその良し悪し。今回は初めての大成功。"彼"は火・水・土・風の四元素を使いこなしている。

・A.M.の記憶や知識はそのまま引き継がれるようだが、どうやら"彼"の記憶はA.M.に引き継がれないようだ。"彼"が身体をA.M.に返し、その後彼が目覚めるといつも眼鏡を探していることや、部屋の散らかり具合に驚かされていることからも察される。

・変身を重ねるたびに、変身に必要な薬(変身薬)の服用量や副作用が増していくが、想定通り。しかし近頃"彼"は鎮痛剤がないと倒れることがあり、その点の対応を考える必要がある。現状、鎮痛剤と変身薬の相性は悪い。このままでは体に過度な負荷がかかり、最悪の事態になりかねない。

・"彼"は、A.M.のストレスや破壊衝動の受け皿となっており、"彼"がA.M.の体を乗っ取っているときにそれは発散される様子。その影響で"彼"は常に機嫌が悪い。A.M.が多くのストレスを溜め込むほど"彼"は獰猛で強力になることも分かっている。

・万が一制御が効かなくなり実験の成果がこれ以上見込めなくなった場合の対応は射殺とする。

メモ欄

●エイデンの実態

医学を修め、普段は善良な若手医者として生活しているが、実は心の底に破壊衝動・嗜虐心・恐ろしい好奇心を抑え込んでおり、生き物に対して、潰してみたい・刺してみたい・劇薬を投与してみたい・解剖してみたい・いじめたい・壊したいと常に考えているほどである。ちなみに、エイデン自身はなんとか理性を保っているので、まだ「エイデン自らの手では」生き物を殺したことがない。これほどの衝動・好奇心を満たすため、病院や学会には内緒でAurora研究部へ入り、その優秀さ(と、表向きは評判の良い医者ということの便利さ)を見出されてヴェルヌの助手に任命される。

そして、彼はヴェルヌによる、「二重人格化」実験の被験者となった。初めて人格分離の薬を投与されたその日から、怪物を宿して生きている。

​©2025 ariyu____

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